ゼレンシキー宇大統領、ミサイル着弾のあったドニプロを訪問

ウクライナのゼレンシキー大統領は１９日、同日ロシア軍のミサイルが着弾した南部ドニプロを訪れ、着弾現場の破壊された５階建ての集合住宅を視察した。

大統領府広報室が伝えた。

発表によれば、ゼレンシキー氏には、被害除去の状況について報告があったという。建物は、上部２階分が完全に破壊され、隣接する建物と駅舎も破損。住民のために、心理ケアを提供するポイントが２か所設置されたという。

ゼレンシキー氏は、救助隊員と話した上で、犠牲者に支援を行う人々皆に謝意を伝えた。

リサク・ドニプロペトロウシク州軍行政府長官は、同日のロシア軍の同州への攻撃により、死者が８名出たと報告。また、ドニプロ市内では、電車倉庫が損傷し、州内の複数自治体でインフラ施設が破壊されたと伝えた。

写真：ゼレンシキー大統領（テレグラム）

これに先立ち、１９日未明から朝にかけて、ロシア軍が南部ドニプロペトロウシク州に対して大規模なミサイル攻撃を行っていた。