キーウ州で脱占領後に見つかった遺体の数は1590体、行方不明300人強=ウクライナ警察

ウクライナの国家警察キーウ州総局は、キーウ州内のロシア軍占領からの解放後に発見された遺体の数は1590体で、その内208体が軍人と警察官だと伝えた。

ウクルインフォルムの問い合わせに対して、国家警察キーウ州総局が回答した。

警察は、「2022年2月24日から現在までに、キーウ州では1590体の市民の遺体が発見されており、その内208体が軍人と警察官であり、180体が特定できておらず、1202体が民間人である。307人が行方不明のままである」と伝えた。

警察はまた、キーウ州の刑事専門家は昨年1月に米国の慈善活動家ハワード・バフェット氏から最新のDNA鑑定機「ANDE 6C」を2台受け取ったと伝え、この移動式機材により現場で生物学的サンプルを詳細に検査し、DNAプロファイルを得るためには94分しかかからなくなっていると説明した。同機材により、脱占領地域で見つかった300人以上の遺体の特定ができたという。

なお、2023年10月5日時点では、キーウ州警察は、脱占領後に同州で見つかった遺体は1377人だと発表していた。