ロシアはクリミアの飛行場へのミサイル着弾が5弾だったことを認めた=ウクライナ報道官

ウクライナ軍南部司令部「ピウデン」のフメニューク合同調整報道センター長は1日、ロシア占領者は1月31日のウクライナ側による被占領下クリミアのベリベク空港に対する攻撃の際にミサイルが5弾着弾したことを認めたと伝えた。

国防省メディア「アルミヤインフォルム」がフメニューク氏の発言を伝えた

フメニューク氏は、「占領者たちは、一時的占領下クリミア領で5つのミサイルが飛来したことを自分で認めた。その場所に印もつけてすらいる。そして、航空機群を分散させるのも間に合わなかったことすら認めている。特に、ベリベクで被害を受けた航空機がそうだ」と発言した。

また同氏は、「もちろん、クリミアがウクライナであること、私たちは自分のものは取り返すということの(ウクライナ)空軍司令官による確認発言もある」と伝えた。

その他、ロシア側はクリミア半島に合計でいくつの防空システムを配備しているのかとの質問に対しては。同氏は、配備地点に関して一定の変更が生じていると発言した。

そして同氏は、「何台配備されようと、1つ1つを見つけて、それぞれ個別に対処する。特に、ケルチ橋の通行止めは防空システムの移動と関係している」と説明した。

さらに同氏は、「彼らは自分たちにとって現時点で戦略的に重要だとみなす施設の防衛を改善しようとしている。そして、私たちは、それらの機動を丁寧に観察しており、基本的に防空システムの配備はある程度私たちが注意を向けるに値する他の施設を示しているということを理解している」と指摘した。

その他同氏は、ロシア占領軍のベリベク飛行場における航空機について、「クリミアは主に戦術航空機の拠点となっている。各種スホイであり、アゾフ海や黒海の海上へと飛び立ちテロを起こすものだ。そこは、敵がしばしばいわゆる局地ミサイル攻撃をアレンジしたり、情報集めのために飛び回ったりする方面だ」と説明した。

これに先立ち、1月31日、ウクライナのオレシチューク空軍司令官が、一時的被占領下ウクライナ領クリミアのベリベク飛行場への攻撃を認めていた