露宇全面戦争期にロシアが国連ミッションによる前線通過を認めたのは1度きり=国連機関報道官

国連ミッションは、ロシアが占領するウクライナ領に暮らす住民への支援は、現地パートナーの支援を得て個別の方策を支持している。

サヴィアーノ・アブレイ国連人道問題事務所(OCHA)報道官がウクルインフォルムへのインタビュー時に伝えた(リンク先はウクライナ語)。

アブレイ氏は、「現在複数の地元パートナーが個別の支援方策を取っているだけだ。私たちは、彼らに資金とサポートを提供している。それでは不十分だ。私たちは、(編集注:被占領地の)状況に関して、限定的な情報しか有していないが、しかし私たちにはニーズに関して一定の評価がある。ロシア連邦側からの私たちの活動の妨害により、全体像の把握はほぼ不可能である」と発言した。

同氏はまた、ロシア連邦が国連人道支援団による前線の衝突ラインの越境を許可したのは、マリウポリの工場「アゾフスタリ」にいた民間人を避難させる時の一度だけだったと強調した。

さらに同氏は、OCHAは解決策を模索し続けていると伝え、ロシアによる人々への支援の拒否は、国際人道法に反するものだと指摘した。