ウクライナ、オデーサで戦闘機F16が破壊されたとするロシアの偽情報を否定

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ウクライナの南部防衛戦力は、ロシアが拡散しているオデーサで戦闘機F16が破壊されたとする話は偽情報だと発表した。

南部防衛戦力がテレグラム・チャンネルで伝えた

発表には、「占領者は、ウクライナ軍の中にいる彼ら側の人物が彼らに提供したとする、オデーサにて『破壊された』航空機F16の写真を拡散している。占領者は、物語を書いて、それで自国民に提供する達人だ。プロパガンディストたちは、12月中旬の飛行機の背景に緑の葉が茂っていることは気にせず、インターネット上では全ての真実が見つけられるということは、彼らはわかっていない」と書かれている。

そして防衛戦力は、ロシア側が拡散している写真と同じ、2018年10月12日の「VRTニュース」の記事に出てくる写真を示した上で、それはベルギーのナミュール州にあるフローレン飛行場で軍の訓練用弾薬に当たって偶然炎上したF16の写真だと説明している。

その上で発表には、「占領者は、自軍航空機の損失から注意を逸さなければいけなくなっているのだ」と指摘されている。

これに先立ち、ウクライナ空軍は25日、露軍の自爆型無人機「シャヘド」28機、誘導航空ミサイル「Kh59」1弾、対レーダーミサイル「Kh31P」1弾、戦闘機「Su34」と「Su30SM」の計2機を撃墜したと発表した。

また、オレシチューク司令官は22日、ウクライナ南部にてウクライナ防衛戦力がロシア軍の戦闘爆撃機Su34を3機破壊したと発表していた。

ゼレンシキー大統領は23日、ロシアの戦闘機を撃墜できることが戦争終結へ向けた鍵の1つだとの見方を示している。