ウクライナ陸軍報道官、ロシア軍のウクライナ東部での攻勢計画を説明

ウクライナのフィチョ陸軍司令官報道官は、ロシア軍は東部の攻勢を急いでいるとし、ウクライナに奪還されたハルキウ州のクプヤンシクとチャシウ・ヤールを再制圧しようとしていると指摘した。

20日、ニュースサイト「ラジオ・スヴォボーダ」がフィチョ報道官の発言を報じた

フィチョ氏は、「彼らは急いでいる。彼らは、攻勢を10月初頭に始めた。そして、10月初頭から、全ての方面でより活発な戦闘が生じている。現在、彼らは短期、中期、長期(編集注:の計画)を有している。しかし、それらの計画は常に延期になっている。なぜなら、彼らは、当然彼らにそれを実現させることのないウクライナ軍が彼らに立ちはだかっているということを計画上でチェックし忘れていたからだ」と発言した。

また同氏は、ロシア軍にクプヤンシクとチャシウ・ヤールを制圧するという計画があることは以前からわかっているとしつつ、しかし「すでに3か月間、彼らは実質的にあっちやこっちやに移動しているだけである」と指摘した。

さらに同氏は、ロシア軍はバフムート方面での無人機使用件数を増やしたと伝えた。

その他同氏は、バフムート方面では砲撃の数も増えており、リマン〜クプヤンシク方面と比べると2倍の砲撃が行われているとし、「戦いは24時間生じている」と発言した。

なお、ウクライナ軍は、昨年9月にハルキウ州クプヤンシクをロシア占領軍から解放している