ロシア軍、夜間に無人機・ミサイルでウクライナ各地攻撃

ウクライナ軍参謀本部は11日、夜間にロシア軍自爆型無人機「シャヘド136/131」と複数種類のミサイルでウクライナを攻撃してきたところ、防空戦力がミサイル「Kh59」1弾と無人機19機を撃墜したと報告した。

参謀本部がフェイスブック・アカウントで伝えた

発表には、10日19時から11日3時の情報として、「ロシア連邦は、誘導航空ミサイル『Kh59』2弾、対艦ミサイル『オニクス』、地上発射型誘導ミサイル『S300』、誘導ミサイル『Kh31』、自爆型無人機『シャヘド136/131』31機を用いて再びウクライナを攻撃した。防空戦力は、『Kh59』1弾と自爆型無人機19機を撃墜した」と書かれている。

キーウ市軍行政府は、テレグラム・チャンネルにて、10日夜にキーウ攻撃に向かっていた自爆型無人機は全て撃墜されたと報告した

発表にて、ポプコ市軍行政府長官は、キーウへの敵の無人機攻撃により空襲警報が発令されたことを喚起し、「防空戦力・機材が全ての空の標的をキーウの手前で破壊した」と伝えた。

同時に同氏は、「敵がこのような方法でキーウの防空システムを調べている可能性が大きい」とし、空襲警報を無視しないよう市民に呼びかけた。

なお、​​その後、11日8時頃、ウクライナ首都キーウでは11日朝、ロシア軍のミサイル攻撃により複数の爆発音が鳴り響いた。クリチコ・キーウ市長は、暫定情報で弾道ミサイルの飛来に対して防空戦力が対応したものだとし、「現時点の情報によれば、防空戦力がキーウ付近、左岸で活動した。首都には、救助隊要請は、今のところ出ていない。医療従事者要請は複数あるも、犠牲者は見つかっていない」と報告していた。