CNN、7月のクリミア橋への無人水上艇による攻撃場面の動画を公開

動画

米CNNは15日、ウクライナ保安庁(SBU)から入手した、7月17日のクリミア橋(ケルチ橋)に対して無人水上艇が着弾する場面の動画を公開した。

CNNの公開した動画では、無人艇の操舵手が見ているモニターに、約850キロの爆発物を運ぶ無人艇が橋の橋脚の1つに突撃する様子が写っている。

もう1つの監視カメラの動画でも無人艇の着弾場面が見られる。

マリュクSBU長官は、CNNに対して、この水上無人艇は、ウクライナが開発したもので、「海の赤ちゃん」と名付けられていると発言した。開発は、ロシアの全面侵攻が始まってから数か月後には終えられたのだという。マリュク氏は、「無人水上艇は、SBUのユニークな発明品だ。そこには民間企業は1つも関与していない。この無人艇を使うことで、私たちは最近、クリミア橋や大型揚陸艦『オレネゴルスキー・ゴルニャク』を見事に攻撃した」と発言した。

CNNは、ウクライナはクリミア橋への攻撃への関与を初めて公式に認めたと指摘し、マリュク氏が10月8日の橋への最初の攻撃への関与も認めつつ、詳細については提供を拒んでいたと伝えた。

マリュク氏は、「私たちは、いくつかの新しい面白い作戦、特に黒海海域においてのものの作業をしている。約束するが、それは非常に、特に私たちの敵にとって、興奮するものとなる」と強調した。

修正(16日15時49分):「海のマリュク」→「海の赤ちゃん」