ウクライナ国会、戒厳令と総動員を90日間延長

ウクライナ最高会議(国会)は2日、ゼレンシキー大統領による戒厳令と総動員の効力を5月20日からさらに90日間延長する大統領令を確定する法案2本を採択した。

ジェレズニャク最高会議野党「声党」会派議員がテレグラム・チャンネルにて伝えた

ジェレズニャク氏は、戒厳令の効力延長法案(第9259)は賛成324票(過半数は226)、総動員期間の延長法案(第9260)は賛成333票だったと伝えた。

これに先立ち、ゼレンシキー宇大統領が1日、最高会議に対して、戒厳令と総動員の期間の延長を定める自らの大統領令をそれぞれ確定する2つの法案を提案していた。

ウクライナでは、2022年2月24日のロシアの対ウクライナ全面侵略が始まった日に、同年3月26日までの戒厳令が発令、同時に総動員が宣言されていた。その後、それぞれの期限は、同年4月25日、5月25日、8月23日、11月21日、2023年2月19日、5月20日と段階的に延長されてきていた。