ゼレンシキー宇大統領はモディ印首相との電話会談を望んでいる=ウクライナ外務第一次官

ウクライナのジェパル(ジャパロヴァ)外務第一次官は、ゼレンシキー宇大統領はモディ印首相との協議を望んでいると発言した。

インド訪問中のジェパル外務第一次官がCNBC-TV18へのインタビュー時に発言した

ジェパル氏は、「私たちは、インドはグローバルなレベルでもっと大きな役割を果たすべきで、ウクライナ問題でもより大き役割を果たすべきだと思っている。私の考えでは、その道での最初の一歩となるのが、首脳レベルでの政治対話の強化だ。私の訪問は最初の一歩だ。(ゼレンシキー)大統領もそのことについて尋ねていたが、目的はいつか(モディ)首相と電話会談を行うことである。私たちは、彼(モディ首相)のキーウ訪問を強く期待している」と発言した。

同氏はまた、さらにウクライナはモディ首相の国家安全保障顧問やインド外務省関係者がウクライナを訪れることも歓迎すると述べた。

同氏は、ウクライナはインド政府がウクライナ問題へともっと関わるべきだと思っているとし、「私たちは、インドのグローバルな役割、特にG20における役割や、グローバルサウスへの影響力、アジアやアフリカの国々にとってのインドの主導的役割を考慮した上で、同国がウクライナについての議論を回避しないことが重要だと思っている。ここ(インド)では、本件は地域の問題だとか遠くの問題だとか思えるのかもしれないが、そうではないのだ」と発言した。

なお、10、11日、ジェパル外務第一次官はインド首都ニューデリーを訪問し、政府関係者や研究者、外交団と会談をしている。昨年2月24日のロシアの全面侵攻後、ウクライナの政府高官によるインド訪問は初めて。