クリミアからの避難民も他地域避難民同様にウクライナ政府の支援金を受け取れる=再統合省

ウクライナの一時的被占領地再統合省は、クリミア自治共和国とセヴァストーポリからの国内避難民もその他の地域からの避難民と同様にウクライナ政府からの支援金を受け取る権利があると発表した。

5日、再統合省広報室が伝えた

同省は、「再統合省のホットラインには、クリミア自治共和国やセヴァストーポリからの国内避難民から問い合わせが入ってきている。人々は、彼らも国家から国内避難民支援金をあてにできるのかどうかに関心を持っている」と伝えた。

その上で同省は、クリミアからの人々も一時的被占領地から到着した国内避難民というカテゴリーに属すことになるため、そのような市民も支援金を受け取ることができると説明した。

同省は、総じて、国家からの支援金を受け取ることができるのは、ウクライナの一時的被占領地(とりわけ、クリミア自治共和国、セヴァストーポリ市)、戦闘行為実施地区にある、あるいは、包囲(封鎖)されている領域共同体から移動してきた人物だと説明した。また、ロシアの武力侵略の結果生じた損傷により住宅が破壊された、あるいは居住に利用できなくなり、2022年5月20日までに関連損失の補償金の申請をした国民も支援金が受け取れるという。

また同省は、支援金受給関連の問題についての同省や関連当局の電話やメッセージアプリでの窓口を紹介した。

なお、ウクライナの国内避難民がウクライナ政府から受け取ることのできる支援金は、毎月成人が2000フリヴニャ(約7500円)、児童と障害者が3000フリヴニャ(約1万1500円)と定められている。