ゼレンシキー宇大統領、岸田日本首相に追加支援と強力な対露制裁につき謝意表明
ウクライナのゼレンシキー大統領は28日、日本の岸田首相と電話会談を行い、ロシアからの侵略が続く中での日本からの支持と、日本による強力な対露制裁の発動につき謝意を伝えた。
ゼレンシキー大統領がツイッター・アカウントにて報告した。
ゼレンシキー氏は、「日本の岸田首相と話した。侵略対抗におけるウクライナへの強力なサポートに感謝を伝えた。日本は、すでに採択された1億ドルのサポートに加えて、さらに1億ドル拠出する。ロシアに対する強力な制裁も完全に支持している。ありがとう! 本当のグローバルな反戦連合が機能している」と書き込んだ。
これに先立ち、日本の岸田首相は27日、ロシアによるウクライナ侵略を受け、日本は欧米諸国の発表したSWIFT(国際銀行間通信協会)からのロシアの特定銀行の排除、プーチン露大統領など露政府関係者への個人制裁という追加対露制裁を発動すると発表した。またこれまでに表明した1億ドルの緊急借款に加え、1億ドルの緊急人道支援を実施すると発表していた。
26日、欧州委員会幹部、フランス、ドイツ、イタリア、英国、カナダ、米国は、プーチン露大統領のウクライナへの戦争を非難した上で、ロシア複数金融機関のSWIFT(国際銀行間通信協会)からの排除や、ロシア中央銀行に対する制限措置、ゴールデンパスポートの販売制限などを発表。オーストラリアも、28日にプーチン大統領などへの個人制裁の発動とSWIFTからの露銀行排除の決定を発表している。
写真:大統領府