コンスタンティノープル全地総主教、ウクライナ独立記念日の祝賀メッセージ公開
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ウクルインフォルム
ヴァルソロメオス1世コンスタンティノープル全地総主教は24日、ウクライナの独立記念日に合わせ、コンスタンティノープル総主教庁とウクライナの1000年の繋がりを喚起するとともに、国と民の繁栄を祈願する動画メッセージを公開した。
総主教のメッセージは、在イスタンブル・ウクライナ総領事館がフェイスブック・アカウントに掲載した。
コンスタンティノープル全地総主教は、「歴史がウクライナと全地総主教庁をキーウ(キエフ)・ルーシ時代から結びつけている。実際、10世紀末からヴォロディーミル聖公が自らの民を統べ、平和と正義を、永遠の生に希望を希望をもたらす信仰を探していた。彼は、それを自らの使者を通じてコンスタンティノープルの聖ソフィア大聖堂、神の全知のバシリカの中で見つけたのだ。彼らは、神の典礼を訪れた際、自らが空にいるのか地にいるのかわからなかったという」と伝えた。
総主教は、全地総主教庁がウクライナの民にとっての母なる教会となった時から、時に豊かで、時に凄惨な歴史の1000年が過ぎたと発言した。
続けて総主教は、「特に悲劇的な20世紀の末、ウクライナの民は、キーウ・ルーシのキリスト教受容からの1000年を祝うことで、激しい苦しみの根源であったソヴィエト無宗教国家から自らのかように望ましい独立を受ける祝福を受けたのである。政治的独立から四半世紀強後、全地総主教庁は、ウクライナの正教信者に独自の独立教会を与えたのだ」と発言した。
総主教は、「私たちはあなたたち皆に、世俗の指導者にも教会の指導者にも、キリストの愛する軍人、医療従事者、教育者、良き意思を持つ全ての国民に、私たちの総主教庁の祝福を授けよう」と発言した。
同時に総主教は、ウクライナ人に対しては自らの先祖の信仰を覚えているよう、またウクライナに対しては平和と正義、愛と統一を祈願した。