クリミアのウクライナ正教会大主教、ハンガーストライキ開始を発表

クリミアのウクライナ正教会大主教、ハンガーストライキ開始を発表

ウクルインフォルム
クリミアで活動するウクライナ正教会のクリメント・シンフェローポリ・クリミア大主教は、10日、クリミア領内での信仰の自由保護とウクライナ正教会の教区の安全確保を要求して、無期限のハンガーストライキの開始を発表した。

ニュースサイト「クリミアの真実」が報じた

クリメント大主教は、「私はキーウ(キエフ)に来た。もう私には失うものは何もない。私は正式に発表する。今日から、私は無期限のハンガーストライキを始める。ウクライナ閣僚会議が、クリミア領内の信仰の自由保護とウクライナ正教会のクリミア教区の安全を保護問題を解決するまでだ。閣僚会議が、決定を下して教会資産の保護を保障するまでだ。それは、敷地だけでなく、現代的宗教芸術へと加えられるイコンも含む。国宝的価値を持つ歴史あるものである」と発言した。

大主教は、首相との面会を要求するとともに、過去5年間閣僚会議に提示されてきた問題がいつ解決されるのかにつき期間を示すよう求めた。

なお、クリミアのシンフェローポリ市に位置するウクライナ正教会の聖ヴォロディーミル・聖オリハ大聖堂は、裁判所によるロシアの「クリミア資産・土地関係省」に譲渡する判決が出た後、略奪被害を受けたことが伝えられている。

この大聖堂では、クリミアのウクライナ正教会信者のために聖体礼儀が執り行われている。

ロシアのクリミア資産・土地関係省は、2019年2月、クリミア教区との間の契約が既に切れているとし、この大聖堂の建物を明け渡すように要求し始めていた。

6月28日、ロシアがコントロールするクリミアの「仲裁裁判所」は、大聖堂の建物を同省に使用可能にするよう義務付ける判決を下していた。その際、クリメント大主教は、同判決を控訴すると述べていた。

6月中旬から、大聖堂内でウクライナ正教会クリミア教区側の同意なく、クリミア資産・土地関係省主導の工事が開始されていた。

クリメント大主教は、これまでもウクライナ政権に対して繰り返し、同教会がクリミア内に有す施設等の資産の保護を要請していた。


Let’s get started read our news at facebook messenger > > > Click here for subscribe

トピック

ウクルインフォルム

インターネット上の全ての掲載物の引用・使用に際しては、検索システムに対してオープンであり、ukrinform.jpの第一段落より上部へのハイパーリンクが義務付けてられています。また、外国報道機関の記事の翻訳を引用する場合は、ukrinform.jp及びその外国報道機関のウェブサイトにハイパーリンクを貼り付ける場合のみ可能です。「宣伝」のマークあるいは免責事項のある記事については、該当記事は1996年7月3日付第270/96-BPウクライナ法「宣伝」法第9条3項及び2023年3月31日付第2849ー9ウクライナ法「メディア」の該当部分に従った上で、合意/会計を根拠に掲載されています。

© 2015-2024 Ukrinform. All rights reserved.

Website design Studio Laconica

詳細検索詳細検索を隠す
期間別:
-