キーウ区行政裁判所、解任されたシェウチューク憲法裁元長官の復職を命じる判決
ウクルインフォルム
キーウ(キエフ)区行政裁判所は、本年5月に解任されていた憲法裁判所元長官のスタニスラウ・シェウチューク氏を同長官職に復職させるよう命じる判決を下した。
11日、アンドリー・フェドルチューク裁判官が判決を下した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
裁判所の判決文には、「裁判所は以下のことを決定した。スタニスラウ・シェウチューク氏の行政訴訟は、完全に満たされた。憲法裁判所によるシェウチューク氏の憲法裁判所長官職からの解任の決定を違法なものと認め、同解任を無効化する」と書かれている。
更に、区行政裁判所は、シェウチューク氏を裁判官職と裁判所長官職に復帰させることを憲法裁判所に義務付けている。また、同判決は速やかに履行されねばならないと書かれている。
これに先立ち、5月14日、憲法裁判所の裁判官は、特別会合を開き、同裁判所のスタニスラウ・シェウチューク長官を同職から解任する決定を採択した。その際、18人中12人の裁判官がシェウチューク氏の解任を支持していた。