裁判所、ヤヌコーヴィチ政権時代の幹部を拘置所拘束から自宅拘禁に変更
ウクルインフォルム
キーウ(キエフ)控訴裁判所は、ヤヌコーヴィチ政権時代の政権担当政党「地域党」の元会派長であるオレクサンドル・イェフレモウ容疑者に対する、未決囚予防措置を拘置所拘束から自宅拘禁に変更した。
22日、ラリサ・サルハン検事総長広報官がフェイスブック・アカウントに書き込んだ。
サルハン広報官は、「キーウ控訴裁判所がオレクサンドル・イェフレモウ氏に対する未決囚予防措置を自宅拘禁措置へと変更する決定を下した」と書き込んだ。
なお、これに先立ち、6月25日、憲法裁判所が、テロリズムや国家安全保障に反する犯罪等の容疑がかけられている人物に対する予防措置を拘置所拘束に限定するとの刑事手続法典の関連項目を違憲とする判決を下していた。
同判決の際、ユーリー・ルツェンコ検事総長は、同判決により1000名近い容疑者が解放されることになるとの考えを示していた。
イェフレモウ容疑者には、国家反逆罪、テロ組織「ルハンシク人民共和国(LPR)」設立・活動の幇助、ルハンシク市・ルハンシク州内の国家機関占領の組織等の容疑がかけられており、2016年7月30日に空港にてオーストリアへ向けて渡航しようとしているところを拘束されていた。同容疑者は、その後、7月31日に逮捕判決を受け、それ以降、拘置所にて拘束され続けている。