検事総局建物内にて、マイダン参加者への違法起訴の容疑のかかっていた元検察官が死亡
ウクルインフォルム
11日、キーウ(キエフ)市内の検事総局総捜査局の敷地内にて、元首都検察官のアンドリー・サイチューク氏が自身に関する容疑文を読み終えた後に亡くなった。
同日、オレクシー・ドンシキー検事総局手続管理課課長がウクルインフォルムに伝えた。
ドンシキー課長は、「捜査官から聞いたのは、サイチューク氏に関する裁判前捜査は終了しており、同氏が刑事捜査内容を知るために検事総局を訪れていたとのこと。今日も彼は容疑文書の内容確認のために(検事総局へ)来て、容疑文書を読み終え、去って行った。その後、彼がエレベーター近くまで来たところで、突然気分が悪くなり、倒れ込み、全身の血の気が引いていったという」と発言した。
同課長が言うには、サイチューク氏は救急車の到着したときにはすでに息を引き取っていたとのこと。
サイチューク氏は、2014年、ユーロマイダンの際に抗議集会参加者のミコラ・パシーチニク氏を違法に起訴した容疑がかけられていた。
パシーチニク氏は、72歳で2013~14年のユーロマイダンに参加していたヴィンニツャ州ラディジン市出身の男性で、2014年1月22日キーウ市内のフルシェウシキー通りで治安機関に大規模に公共秩序を乱す行為を組織した容疑で拘束されていた。