エピファニー首座主教:正義が回復され、ウクライナ正教会は成熟した

エピファニー首座主教:正義が回復され、ウクライナ正教会は成熟した

ウクルインフォルム
6日、エピファニー・ウクライナ正教会首座主要が、ヴァルソロメオス1世コンスタンティノープル総主教から、ウクライナ正教会独立のトモス(交付文書)を受け取った後に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

エピファニー首座主教は、「夜の闇が去り、再び太陽が昇るかのように、全地総主教と聖会議の賢慮のおかげで、偉大な母なる教会により、不正義が取り除かれ、正義が回復された。今、ウクライナの娘(ウクライナ正教会)は、神の意志と母なる教会の努力のおかげで、成熟し、確立したのである」と発言した。

また、首座主教は、昨年12月15日、キーウ(キエフ)で開かれたウクライナ正教会統一会議において、真の統一が起こったのであると述べ、ウクライナ正教会のキーウ聖庁、モスクワ聖庁、自治独立派が統一された唯一のウクライナ正教会を創設したのだと強調した。

そして、「私たちは、かつて分裂していたが、今は一つとなっている。そのため、バルカン諸国の教会をはじめ、姉となる教会たちが行ったのと同様、私たちの教会は、全地総主教に、独立教会誕生への祝福を呼びかけ、そして、求めたものを受け取ったのである」と述べた。

これまでの報道では、1月5日、ヴァルソロメオス1世コンスタンティノープル全地総主教が、このウクライナ正教会に独立を与えるトモスに署名をしていた。このトモスには、コンスタンティノープル全地総主教庁は、ウクライナにおいて、自らの宗教上の子の立場となる独立教会を設立することが宣言されていた。1月6日、ヴァルソロメオス全地総主教から、エピファニー・ウクライナ正教会首座主教にこのトモスが授与された

ウクライナ正教会の独立の動きが活発化したのは、昨年4月17日、ポロシェンコ大統領が、初めてコンスタンティノープル総主教に対しウクライナ正教会へ独立を付与するように請願したことによる。これを受けて、10月11日、コンスタンティノープル総主教庁聖会議は、ウクライナ正教会に独立に関するトモスを付与する決定を採択。ロシア正教会と、ウクライナ正教会モスクワ聖庁は、このコンスタンティノープル総主教庁の決定を認めないと発表し、抵抗を続けていた。11月3日、ポロシェンコ大統領とヴァルソロメオス1世コンスタンティノープル全地総主教は、イスタンブルでウクライナ・全地総主教庁間の協力・連携協定に署名していた。

12月15日、キーウ(キエフ)において、ウクライナ正教会統一会議が開催され、新しいウクライナ正教会が創設されるとともに、エピファニー首座主教が選出された。この統一されたウクライナ正教会は、これまでのウクライナ正教会のキーウ聖庁、一部のモスクワ聖庁聖職者、自治独立派により創設された。


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