国会前で、モスクワ聖庁の改名に反対する人々が集会を開催
ウクルインフォルム
20日、最高会議(国会)建物の前で、ウクライナ正教会モスクワ聖庁の改名に反対する数百名の参加者による抗議集会が開催された。
ウクルインフォルムの記者が伝えた。
集会参加者は、最高会議議員に対して、モスクワ聖庁の改名を行わないように、関連法案を採択しないように呼びかけ、そのような行為は「正教の分裂」を招くと述べている。
ヴァディム・ノヴィンシキー野党ブロック党会派長は、侵略国と定められている国に運営部のある宗教組織に属する宗教組織(編集注:ロシア正教会に属するウクライナ正教会モスクワ聖庁を指す)の改名や地位に関する法案を指していると説明した。
集会参加者は、イコンやプラカートを手にしている。プラカートには、「神があなたに知恵を与えるよう、我々は祈る」、「我々は、ウクライナ人であり正教徒である。ウクライナは我々の土地、ウクライナ正教会は我々の教会」等と書かれている。また、参加者は教会関連の歌を歌ったり、祈りを捧げたりしている。
憲法広場とマリンシキー公園の警備は一時的に強化されている。午前11時50分時点の情勢は平穏。
写真:ダニール・シャムキン