3日間のコンスタンティノープル総主教庁聖会議終了、宇正教会統一会議の開催日は発表されず

3日間のコンスタンティノープル総主教庁聖会議終了、宇正教会統一会議の開催日は発表されず

ウクルインフォルム
正教会の公布文書であるトモス。ウクライナ正教会への独立を付与するトモスは、公開されなかったが、文書自体はすでに出来上がっているとのこと。ウクライナ正教会統一会議の開催は12月。

29日、イスタンブルで3日間にわたり開催されたコンスタンティノープル総主教庁聖会議が終了した。同聖会議では、ウクライナ正教会の憲章となる基本文書の案が採択されたが、統一会議の開催日は発表されなかった。

本件につき、同日、ウクライナ政権でウクライナ正教会独立問題を長年担当している大統領補佐官であるロスティスラウ・パウレンコ国家戦略研究所所長が記者団に説明をした。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

パウレンコ所長は、「聖会議は、トモスの文書についての決定を採択した。トモスはウクライナ独立正教会の会議の後、選出される総主教に対して手交されることになる。トモスに基づき、憲章に関する提案が行われた。この提案は、トモスがこの憲章の宣言的な部分となる、ということが基本的な内容となっている」と説明した。

また、パウレンコ所長は、近くコンスタンティノープル総主教が、ウクライナ統一正教会会議の開催日を発表するとし、「開催日は、以前話されていたように、12月になる。会議で選出される総主教がトモスを受け取る。そして、それがウクライナ独立正教会創設プロセスの完了となる」と強調した。

また、同所長は、本日のコンスタンティノープル総主教庁聖会議において、ウクライナ正教会会議開催日、トモスの内容、憲章の内容が議論されたとし、これら全てが近く発表されると指摘した。

これまでの報道によれば、11月3日、ポロシェンコ大統領とヴァルソロメオス1世コンスタンティノープル総主教がトルコのイスタンブルで会談した際、ウクライナとコンスタンティノープル総主教庁間の協力・連携協定に署名していた。

なお、すでに報じられているように、10月11日、コンスタンティノープル総主教庁聖会議は、ウクライナ正教会への独立に関するトモス付与の決定を下した。現在、キーウ(キエフ)において、ウクライナ正教会キーウ聖庁、同教会自治独立派、同教会モスクワ聖庁の聖職者による会議が招集されることになっている。同会議では、コンスタンティノープル総主教庁に対して、トモス要請がなされることになる。会議は、諸教会の統一を行い、統一されたウクライナ正教会が創設され、同正教会の総主教が選出されることになる。


Let’s get started read our news at facebook messenger > > > Click here for subscribe

トピック

ウクルインフォルム

インターネット上の全ての掲載物の引用・使用に際しては、検索システムに対してオープンであり、ukrinform.jpの第一段落より上部へのハイパーリンクが義務付けてられています。また、外国報道機関の記事の翻訳を引用する場合は、ukrinform.jp及びその外国報道機関のウェブサイトにハイパーリンクを貼り付ける場合のみ可能です。「宣伝」のマークあるいは免責事項のある記事については、該当記事は1996年7月3日付第270/96-BPウクライナ法「宣伝」法第9条3項及び2023年3月31日付第2849ー9ウクライナ法「メディア」の該当部分に従った上で、合意/会計を根拠に掲載されています。

© 2015-2024 Ukrinform. All rights reserved.

Website design Studio Laconica

詳細検索詳細検索を隠す
期間別:
-