宇米首脳会談ではウクライナの安全保障問題が必ず話し合われる=元米ウクライナ問題特別代表
ウクルインフォルム
カート・ヴォルカー元米国務省ウクライナ問題特別代表(2017〜2019)は、ウクライナの安全保障問題がゼレンシキー・バイデン首脳会談の重要議題となると指摘した。
ヴォルカー氏がウクライナ国営ロシア語テレビ局「家」へのインタビュー時に発言した。
同氏は、ロシアの侵略、占領、ウクライナ国境付近のロシア軍プレゼンス増大、ロシアによるベラルーシ九州の脅威、さらには9月10〜16日にベラルーシ領で実施されるロシア大型軍事演習「ザーパド2021」を考慮すれば、ウクライナが首脳会談時に同国の安全保障に関する対話がなされるべきだと期待するのは賢明だと指摘し、「私は、米国がウクライナの安全保障問題を議論することを義務付けられている、とウクライナが考えるだけのあらゆる客観的根拠があると考えている」と発言した。
また同氏は、米国はウクライナから汚職との闘い、裁判改革やその他の改革の継続を期待していると指摘し、「ウクライナ政府もまたそれに同意するだろうと思う。しかし、それは、安全保障問題解決の代替ではない。全てが議論されなければならない。そして私は、2人の首脳がこれらの問題を協議し、完全な相互理解に達することを期待している」と指摘した。
なお、8月30日、ゼレンシキー大統領は米国に到着。31日にから、訪米プログラムが始まり、9月1日にゼレンシキー・バイデン首脳会談がワシントンにて行われる。