クリミア・プラットフォーム首脳会談は外交上の大きな成功=政治専門家

クリミア・プラットフォーム首脳会談は外交上の大きな成功=政治専門家

ウクルインフォルム
政治専門家のヴォロディーミル・フェセンコ氏は、クリミア・プラットフォーム第1回首脳会談は、ウクライナでこれまで行われた国際的行事の中で最大のものであり、外交上の大きな成功となったとの見方を示した。

フェセンコ氏がウクライナ国営ロシア語テレビ局「家」出演時に発言した

フェセンコ氏は、「私は、クリミア・プラットフォーム立ち上げ首脳会談は、ウクライナの過去30年間に行われたものの中で最大の国際的行事だったと思っている。専門家や外交官なら、ウクライナで過去に行われた2、3の大型国際会議を思い出せるであろう。今回の前のものは、2010年のチョルノービリ(チェルノブイリ)首脳会談だ。欧州安全保障協力機構(OSCE)の大型会議もあった。しかし、代表者のレベルと数、そしてテーマの重要性の観点からは、クリミア・プラットフォーム(編集注:首脳会談)が言うまでもなく最大だ。なぜなら、クリミアは、ドンバス同様、ウクライナにとって最も外政上の主要なテーマだから。そのため、私は、今回の開催は、ウクライナ外交とゼレンシキー大統領とにとって大きな成功であり、ウクライナ領の行事として最大で意義ある行事だったと思っている」と発言した。

同氏はまた、クリミア・プラットフォーム首脳会談はロシアの大きな抵抗があったにもかかわらず開催されたことを指摘し、「私は、ロシアが首脳会談開始を破綻させようとしていたこと、その後、世界各国が同首脳会談への参加のレベルを下げるよう、政府や首脳に対して影響を行使していたことを、外交関係者を通じて知っている」と発言した。

さらに同氏は、46の国・国際機関が今回の首脳会談に参加したことが非常に重要だと指摘し、10か国以上に国から首脳が、また欧州連合(EU)、北大西洋条約機構(NATO)、G7の全ての加盟国・参加国の代表が今回の首脳会談に参加していたことを喚起した。

その上で同氏は、「それは大きな政治的スタートなのだ。同プラットフォームは、長期的なプロジェクトである。それはウクライナがクリミアを巡って闘う国際的な場なのであり、私たちにとっては、クリミア問題、ロシアの占領について人々が忘れないことが非常に重要なのだ。ロシアはそのことを忘れさせたがっているが、私たちは常に思い出させていく。だからこそ、クレムリンがあのようなヒステリーを起こしているのだ」と説明した。

なお、8月23日、キーウにて、クリミア・プラットフォーム首脳会談が開催された。参加国は、同会談の結論文書としてクリミア・プラットフォーム宣言を採択。同宣言には、ウクライナの領土一体性支持、クリミア一時的占領、軍事化、人権侵害・航行の自由侵害への非難が記載されている他、参加国は、ロシア連邦に対して、同プラットフォームの活動への建設的な参加を呼びかけている。


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