ゼレンシキー大統領、ル・ドリアン仏外相と会談 仏大統領のウクライナ訪問に期待
ウクルインフォルム
ゼレンシキー大統領は24日、独立30周年記念日式典に合わせてキーウ(キエフ)を訪問していたル・ドリアン仏欧州外務相と会談した際、マクロン仏大統領の訪問を期待していると伝えた。
ゼレンシキー大統領のツイッター・アカウントと大統領府ウェブサイトにて発表された。
ゼレンシキー大統領は、ツイッターにて、「ジャン=イヴ・ル・ドリアン欧州外務相との会談時、独立30周年記念日に合わせた訪問とフランスのクリミア・プラットフォームへの参加につき謝意を伝えた。このイニシアティブへの支持は、私たちにとって非常に重要だ。エマニュエル・マクロン仏大統領のウクライナ訪問を期待している」と発言した。
また大統領府広報室の発表によれば、ゼレンシキー大統領は、ル・ドリアン氏に対して、極めて高いリスクの続くドンバス治安情勢や、2019年12月のパリにおけるノルマンディ・フォーマット首脳会談時の合意につき、ウクライナが履行のために行った行動を報告した。
大統領は、ドンバス平和的情勢解決に進展がない限り、ロシアに対する圧力は維持されねばならないと強調した。
また大統領は、二国間協力の喫緊の課題についても協議し、予定されているマクロン大統領のウクライナ訪問時に、全ての問題が協議されることへの期待を表明した。
その他、ウクライナ外務省は、クレーバ外相とル・ドリアン仏外相の会談結果について発表している。
とりわけ、クレーバ外相は、一時的被占領下クリミアの町とフランスの複数の町がコンタクトを取っている問題と複数のフランス企業が被占領地にて活動している問題を提起した。両者は、国際法違反の停止とクリミア関連制裁体制のための連携強化で合意した。
また両者は、マクロン仏大統領の年内のウクライナ訪問の準備について詳細な協議を行った。