ブリンケン米国務長官、ブリュッセルでクレーバ・ウクライナ外相と会談へ
ウクルインフォルム
アントニー・ブリンケン米国務長官は、今週ブリュッセル訪問時、ドミトロー・クレーバ・ウクライナ外相と会談する機会を設け、ロシアによる情勢激化やその他の喫緊の問題について協議する。
12日、フィリップ・ピーカー米国務長官補佐官が電話記者会見時に発表した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
ピーカー氏は、「北大西洋条約機構(NATO)は火曜日、ウクライナNATO委員会会合を開く。北大西洋理事会(NAC)代表者達がウクライナ外相を招くことになっており、そこで彼らは、私たちが抑制を示し、激化を回避しなければならないことを確認する機会を得る」と指摘した。
さらに同氏は、米国はロシアが挑発する中で「ウクライナが抑制的」であることを歓迎していると強調した。同氏は、ロシア連邦の行動は情勢を不安定化し、昨年7月に達成した停戦合意を弱体化しているとし、「同時にロシアは、ウクライナが自分でそれを行なっているとして同国を非難するための偽情報キャンペーンを張っている」と指摘した。
その上で同氏は、米国はロシアに対して、速やかに激化を止めるよう要請したと強調し、ブリュッセルでは同盟国・パートナー国とともに今後の行動について議論を行うと伝えた。
ピーカー氏は、「私たちは今後も、私たちが見聞きしていることにつき同盟国と議論するべく、この機会を利用していく」と発言した。
同時に同氏は、クレーバ外相がNATOを訪れ、その際ブリンケン米国務長官がクレーバ外相と会談する機会を得ると強調した。同氏は、二国間協議はブリュッセルでのウクライナNATO委員会会合の後に行われる可能性があると指摘した。