ゼレンシキー大統領、ホロコースト犠牲者追悼オブジェの除幕式に出席

ゼレンシキー大統領、ホロコースト犠牲者追悼オブジェの除幕式に出席

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ゼレンシキー大統領は、国際ホロコースト犠牲者追悼日である1月27日に、キーウ(キエフ)市内に設置されたオブジェ「過去への視点」の除幕式に出席した。

大統領府広報室が伝えた

ゼレンシキー大統領は、「私たちは今日、ホロコースト犠牲者、バービン・ヤール(バービー・ヤール)の悲劇犠牲者、ユダヤ人大量虐殺(ショア)犠牲者全員を追悼する」と発言した。

大統領はまた、1945年の今日、第1ウクライナ前線がアウシュビッツ強制収容所の解放を始めたのだと喚起し、「そのため、私たちは今日、多くのユダヤ人の命を守った人々を称える。彼らは、諸国民の中の正義の人という称号を得ている」と説明した。

大統領は、今回キーウ市内の勝利大通りに設置されたオブジェは、忘れてはならない凄惨な過去を見返す機会を与える重要なものだと発言した。

そして大統領は、「私たちは、独裁者、ナチズム、人々や伝統へのひどい扱いに気付かないでいてはならない、ということを覚えておかねばならない。そのため、記憶するのであり、気付き続けるのである。全てのホロコースト犠牲者に永遠の追悼を」と発言した。

イスラエルのリヴリン・イスラエル大統領は、動画メッセージにて、欧州の歴史において、バービン・ヤールほど短い期間でユダヤ人が大量虐殺された作戦は歴史上一度もなかったと発言した。

同大統領は、それら悲劇的な出来事は忘れてはならないと指摘した。

ホロコスート・センター「バービン・ヤール」監査理事会理事長のナタン・シチャランシキー氏は、動画メッセージにて、ナチスは600万のユダヤ人を殺害したが、そのうち150万はウクライナのバービン・ヤールで殺害されたと指摘し、同時に、ソ連政権はその犯罪を隠蔽しようとしていたと強調した。

その上で同氏は、「そのため、私たちは、独立ウクライナがホロコースト記念日を再生し、将来の世代のために維持していることにつき感謝している」と発言した。

オブジェ「過去への視点」は、1941〜43年、キーウがドイツ占領下にあった際、ナチス・ドイツ軍撮影係が撮影した写真の貼られた木と石でできている。ナチスの撮影係は、1941年末、キーウにて、29枚の写真を撮っているが、そのうち13枚がバービン・ヤールで撮られたものであった。これらの写真は、バービン・ヤールの最初の大量銃殺を記録する唯一の記録となっている。

オブジェ(インスタレーション)の製作者は、ウクライナのアーティストであるアンナ・カミシャン氏。彼女の親族は、ウクライナで行われたホロコーストの際に亡くなっている。

なお、1月27日は、国際ホロコースト犠牲者追悼日と定められている。


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