ロシア、ウクライナ与党議員に制裁発動 議員からは喜びの声
ロシア連邦の司法情報ポータルサイトに関連決議が掲載された。
今回制裁(特別経済措置)対象に加えられたのは、ラズムコウ最高会議議長、ステファンチューク同第一副議長、ヤシコー欧州評議会議員総会ウクライナ代表団団長など与党系の複数議員。
制裁リストに自身の名前が掲載されたウクライナの議員たちは、各々フェイスブック・アカウントで喜びの声を伝えている。
ステファンチューク最高会議第一副議長は、「私の達成リストにもう一つの達成が加わった。認めてくれてありがとう。私のウクライナのための仕事に注意を払ってもらえたことを嬉しく思う」と書き込んだ。
ソウヒリャ憲法裁判所内最高会議代表(人民奉仕者党会派所属)は、「ええと、何と言うべきか。特別経済措置というのが何なのか、私は知らないが、わかっていることは、私たちが行なっていることが正しいということだ」と書き込んだ。
ヤシコー欧州評議会議員総会ウクライナ代表団団長は、「ついにこの日が来た! 私は、ロシア連邦の制裁リストに掲載された。このロシア政府の決定を、私は、ロシア侵略と闘うウクライナの愛国者としての私の政治的立場に対する反応とみなしている。ロシア政府へ告ぐ。私にはロシア連邦に資産はないし、持ち込もうとも思わない。ロシアには、2014年以降行っていないし、行こうとも思っていない」と書き込んだ。
ヤシコー氏はまた、近々最高会議に法案「国内・国際制裁」を登録するつもりだともコメントし、「ウクライナをめぐる闘いは続いている」と述べた。
なお、今回の追加制裁により、現在、ロシアのウクライナの政治家に対する制裁リストには合計849名の名前が掲載されている。
またロシア連邦は、本年8月にも、ポロシェンコ前大統領を含む、ウクライナの最高会議議員43名を制裁リストに加えていた。