「ウクライナ人は真実のために闘う準備がある」=ゼレンシキー大統領 革命開始記念日に際しメッセージ

「ウクライナ人は真実のために闘う準備がある」=ゼレンシキー大統領 革命開始記念日に際しメッセージ

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ウクルインフォルム
歴史の重要な局面で、主要かつ決定的なことを決めるのは、政治家の言葉ではなく、民の言葉である。ウクライナの人々は、真実と正義のために闘う準備がある。

21日、ヴォロディーミル・ゼレンシキー大統領が「尊厳と自由の日」に際し、メッセージ動画を公開した

ゼレンシキー大統領は、「歴史の重要な局面で、主要かつ決定的なことを決めるのはいつでも、政治家の言葉ではない。ウクライナの民の言葉なのだ。(中略)ウクライナの人々は、真実と正義のために闘う準備がある」と発言した。

大統領は、それぞれの革命はそのことを再確認させるものだと指摘した。

また大統領は、これらの革命の最大の功績は、国民と政権において生じた、誰も否定のできない「新しい認識」なのだと発言した。大統領は、「国民一人一人が、『私にできることなんてない、というのは嘘だ』ということを知っている。私たちが一緒になれば、何でもできる。今後、ウクライナの政権は、『決して民の意思に逆らってはならない』ということを示す、少なくとも3つのシンボル、3つの(編集注:革命の)記憶を常に手にし続けるのだ。」と指摘した。

大統領は、ウクライナ国民は、選択の自由、表現の自由、思想の自由、平等、尊重、法の支配、民主主義を守るための闘う準備があるとの確信があると述べ、「そして、最も重要なことは、自分たちのウクライナを守る準備、ウクライナの主権と領土一体性を守る準備があることである」と強調した。

加えて大統領は、11月21日、人々は、ただ歴史の重要な局面を思い出すだけでなく、そこから非常に重要な教訓を得るべきだと発言した。大統領は、「人々にとって革命とは、望ましい変化への道である。政治家にとっては望ましいポストへの道だろうが。だから、私たちは、あなたたちとともに、古い政治家には耳を貸さず、本当に新しいウクライナ、自由で尊厳あるウクライナの困難な建設を続けなければいけない。そこウクライナでは、誰かの名前や過去の功績がルールとなるのではなく、第一に法が支配する国となるのだ」と発言した(編集注:最近大統領が発表した包括的な司法改革開始に関連付けた発言)。

その他大統領は、現代のウクライナの若者を映した動画を公開した。

大統領は、「私たちの現代のウクライナの動画、独立した国に生まれた若い自由の世代の動画を見た。自由で、美しく、強力な若者たちだ。これが私の信じるウクライナである」とコメントした。

動画には、「これがウクライナ、その自由の世代だ。(中略)自由の味を知る世代。ウクライナは、自由の大地であり、力のある場所である」とのコメントが入っている。

大統領は更に、ウクライナの若者に向け、「あなたがまだ30歳以下であれば、あなたが私たちの国の未来のために行なっていることを示す動画をUkraine NOWプロジェクトに送って欲しい。そこに詳細が書かれている。そして、ウクライナ独立30周年記念日(編集注:2021年8月24)、10名の入賞者に会おう!」と書き込んだ。

なお、ウクライナでは、11月21日は「尊厳と自由の日」と定められている。

この日は、現代ウクライナの歴史における運命を定める大きな出来事、2004年の「オレンジ革命」と2013年の「尊厳革命」という二つの革命の始まりを記念制定されたもの。

写真:大統領府


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