ゼレンシキー大統領、病院から国民向けメッセージ

ゼレンシキー大統領、病院から国民向けメッセージ

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新型コロナウイルスに感染し、入院しているゼレンシキー大統領は12日、病院から国民向けに最近の国内の出来事について説明するメッセージ動画を公開した。

ゼレンシキー大統領がフェイスブック・アカウントにて動画を公開した

大統領は、新型コロナウイルス感染(COVID-19)について、「ご存知の通り、COVID-19は私を避けはしなかった。でも、私の気分は十分に良い。ありがとう。ところで、あなた方のサポート、温かい言葉、早く回復してとの祈願は、とても役立っている。あなた方一人一人に、その点につき感謝している」と発言した。

同時に、大統領は、自身の感染を喜ぶ悪意を持った敵対者の言葉は受け取らないとも述べつつ、「匂いを感じないというのは、ウイルスのメリットの一つだ。だから、いくつかのテレビ、いくつかの『専門家』の生産物には注意を向けない」と発言した。

大統領はまた、自主隔離をしてから3日目であるが、仕事は続けているとし、「全ての国家機関が通常通り運営していると思う。この数日、私は、会議、重要な協議、職務一般、今のこのあなたたちのとの面会ような温かい個人的面会は、全てオンラインで行われている」と発言した。

また、大統領は、今回動画を公開しようと思ったのは、入院中にテレビ番組を見たからだと伝えた。

大統領は、「私には、自分のテレビ局はないし、自分の報道機関もない。だから、仲介者なく、情報操作も、嘘もなしで、仕事の話をあなたたちに伝えることにしたのだ」と述べ、最近の憲法裁判所危機やメルケル独首相との電話会談などについて説明した。

大統領はまた、「影響力あるビジネスマンや政治家のテレビ局では、良いニュースは『なかった』ことになっているか、良い話が悪い話かのように伝えられている。白いものが頻繁に黒いものとして伝えられているのだ」と発言した。

なお、ゼレンシキー大統領は、9日にCOVID-19検査が陽性であったと発表し、自主隔離をしながら職務を続けると述べていた。

写真:大統領府


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