ウクライナ外務省、ロシアにクリミア・タタール人7名への違法判決取り消しを要求

ウクライナ外務省、ロシアにクリミア・タタール人7名への違法判決取り消しを要求

ウクルインフォルム
ウクライナ外務省は、ロシア連邦北コーカサス軍管区裁判所が9月16日に、通称「第2バフチサライ・グループ」と呼ばれる、イスラム解放党関与の容疑で拘束されるウクライナ国民7名(クリミア・タタール系)に対して下された違法な有罪判決に対して強い抗議を表明した。

ウクライナ外務省が同7名への判決に関連するコメントを発出した

外務省は、「ロシア連邦は、裁判判決を無効化し、マルレン・アサノフ、メメト・ベリャロフ、セルヴェル・ゼキルヤイェフ、チムール・イブラヒモフ、セルヴェル・ムスタファイェフ、セイラン・サリイェフ、エデム・スマイロフ、並びに、その他のロシアが違法に拘束するウクライナ国民全員を速やかに解放せねばならない」と伝えた。

コメントには、これらウクライナ国民は一時的被占領下クリミア自治共和国領で違法に拘束された者であるとし、国際法規範に反してロシア連邦の刑法典第205.5条「テロ活動の組織・参加」を根拠に断罪され、クリミア領からロシア領ロストフ・ナ・ドヌー市へと違法に移送されたことが喚起されている。

外務省はまた、捜査と裁判のプロセスには、無数の手続き違反があった上に、弁護側が提示した無罪証明の証拠が完全に無視されていたとコメントした。

その上で、外務省はコメントにて、今回の裁判所の判決により、ベリャロフ氏に18年、アサノフ氏に19年、イブラヒモフ氏に17年、サリイェフ氏に16年、ムスタファイェフ氏に14年、スマイロフ氏に13年、ゼキルヤイェフ氏に13年の禁固刑が言い渡されたことを伝えた上で、国際社会に対して、「占領国ロシアによる被占領下ウクライナ領でのこのような恥ずべき決定に対して対応し、異なる考えを有すことを根拠に裁判で迫害するというロシア連邦の不当な実践を非難し、ロシアによる国際人道法、国際人権法を含む国際法規範違反を止めるよう要求し、ロシア連邦に対する制裁を含む圧力を強化するよう要請する」と強調した。

今回有罪判決を出された者は、2017年10月にバフチサライで拘束された6名の一部。2018年5月21日には、バフチサライ地区ドリンネ村にてセルヴェル・ムスタファイェフとエデム・スマイロフが拘束された。

2019年11月15日、ロシア連邦ロストフ・ナ・ドヌー市の北コーカサス軍管区裁判所にて、本件の裁判が始まっていた。


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