ゼレンシキー大統領、ドゥダ・ポーランド大統領と電話会談 ドンバス情勢や4国会合を協議
ウクライナ大統領府が公表した。
発表によれば、ゼレンシキー大統領は、ドンバス地方の最近の治安情勢と、ウクライナが持続可能な平和実現のために行っている努力について説明した。ゼレンシキー大統領は、ポーランドとドゥダ大統領個人に対して、ウクライナの主権と領土一体性への堅固な支持につき謝意を伝えた。
ゼレンシキー大統領は、「あなたは、ドンバスには、平和を求め、その達成に向けた努力を評価する人々が住んでいることを知るべきだ。今日、ベルリンにて『ノルマンディ4国(編集注:独仏宇露)』の首脳補佐官級会談が開催されている。私は、ノルマンディ4国首脳会談ももうすぐ開催されることを期待している」と発言した。
両首脳はまた、ポーランドのヴェルフラタ村近くの修道院山にあるウクライナ蜂起軍の戦士の墓を軍人埋葬登録に加える問題を議論した。発表には、ゼレンシキー大統領が同問題を提起したところ、ドゥダ大統領からは、次の首脳会談までにその問題が議題から外れていることを期待していると返事があったと書かれている。
その他両者は、二国間政治対話の高いダイナミズムを維持することが重要だと同意した。ドゥダ大統領は、本年10月のウクライナへの招待を感謝とともに受け取ったという。
更に両首脳は、ベラルーシ情勢の展開についても意見を交換した。ゼレンシキー大統領は、ベラルーシの国内危機に関する評価について、ウクライナと欧州連合(EU)のアプローチは共通していると強調した。
両者は、新型コロナウイルス拡散対策についても協議したとあり、ゼレンシキー大統領はドゥダ大統領にポーランドからの支援につき謝意を伝えた。
なおこれに先立ち、ポーランド外務省東方局のホフモクル局長が、ドゥダ大統領は10月12、13日にウクライナを訪問する予定だと発言していた。