ゼレンシキー大統領、米国務副長官とともに軍人遺族や退役軍人と面会
ウクルインフォルム
ゼレンシキー大統領は26日、ドニプロペトロウシク州クリヴィー・リフ市にて、ウクライナ訪問中のビーガン米国務副長官とともに、東部の反テロ作戦/統一部隊作戦の戦死者遺族や退役兵らと面会した。
大統領府広報室が伝えた。
ドンバスでの行方不明者問題に携わっているミコラ・コレスニク氏は、大統領に対して、デバリツェヴェ包囲戦、イロヴァイシク包囲戦を生き延びた軍人と対話をしたことにつき謝意を伝えた。
遺族たちは、大統領に対して、行方不明者捜索委員会事務局の活動開始と被拘束者・行方不明者地位法案の採択支援を行うよう要請した。大統領は、同法案を支持する用意があると答えた。
ゼレンシキー大統領とビーガン米国務副長官は、クリヴィー・リフにて、イロヴァイシク包囲戦をはじめ、東部で亡くなったウクライナ軍人の追悼碑を訪れ、献花を行なった。
大統領は、国家の最重要の課題の一つは戦争参加者を平和な生活と社会環境に統合することだと強調した。
大統領は、「私たちも、後世の全てのウクライナ人たちも、最も困難だった2014年とそれ以降、ウクライナを防衛してきた英雄たちにずっと感謝していく。その時、私たちの国の一体性が維持されるのだ。皆が団結し、社会が真にウクライナを防衛するようになった時である」と発言した。
発表には、クリヴィー・リフの中央墓地には、ドンバス戦争に参加した82名が埋葬されており、その内、13名は独立大隊「クリウバス」に所属していた軍人だと書かれている。同大隊は、2014年8月29日、ウクライナ側に多くの戦死者を出したイロヴァイシク包囲戦にて21名の軍人を亡くしている。
なお、ゼレンシキー大統領は、クリヴィー・リフ市出身である。ビーガン米国務副長官は、リトアニアとロシアを訪問後、26日からウクライナを訪問している。