クレーバ外相、ロシアとのドンバス協議につき「全てをブロックしている問題が1つある」
ウクルインフォルム
ロシアは、ウクライナが武装集団「DPR・LPR」と直接対話を行うことを欲しており、それがドンバス紛争解決協議における最大の対立点となっている。
ドミトロー・クレーバ外相が「ボイス・オブ・アメリカ」局へのインタビュー時に発言した。
クレーバ外相は、「全てをブロックしている問題が1つある。その問題が解決できれば、前進ができるのだ。それは、直接対話だ。ロシアは、私たち(編集注:ウクライナ側)はいわゆる『LPR・DPR』なるものとだけ協議を行なうべきだと主張している。他方、私たちは、私たちの対話しなければならない相手はロシア連邦であり、ロシアと解決法を模索しなければならないと主張している。正直に言おう。仮に私たちがこの問題を解決できていたなら、多くの問題はとっくに打開できていたはずなのだ。その問題は今のところ解決していない。ウクライナとロシアの公式声明を見てみれば、正にその点で激しく対立していることに気がつくであろう」と発言した。
また外相は、ウクライナ代表団は、停戦、地雷除去、安全の保証といった治安問題に力点を置いており、それらの問題の解決に向けて計画的に作業をしていると発言した。
外相は、「政治意思があれば、これらの解決は達成できる。私たちに政治意思はある。あちら側では、その意思は時々ぼやけたり、消えそうになったり、またぼやけたりしている。私たちは、その政治意思が輝くことを望んでいるのだ」と強調した。