ゼレンシキー大統領、クリミア・ドンバスの大学入学希望者の試験免除を提案
ウクルインフォルム
ゼレンシキー大統領は、高等教育法の改正を通じて、一時的占領下にあるドネツィク・ルハンシク両州一部地域とクリミアの学校を卒業した者が、ウクライナ政府管理地域の高等教育機関へ入学する際の手続きを緩和することを提案している。
22日、大統領府広報室が伝えた。
発表には、「ゼレンシキー大統領は、一時的被占領下ドネツィク・ルハンシク両州、クリミアの学校卒業生に、高等教育期間に入学する手続きを最大限簡素化することを目的に、高等教育法の改正を主導している」と書かれている。
また、大統領府は、提案された改正内容は、これら被占領地出身の児童が高等教育機関に入学する際に、全国独立入学試験の受験が免除され、また、現在のように入学できる大学が制限されるのではなく、全ての高等教育機関にて入学できるようにするものだと伝えた。
更に、同改正では、ドネツィク・ルハンシク両州の被占領地出身者は皆、割当制を通じて、ウクライナの高等教育機関にて無料で教育を受けられることが想定されている。大統領府は、現行法では、無料教育はクリミアとセヴァストーポリ出身者にしか適用されていないと喚起している。
発表にて、ゼレンシキー大統領は、「これは、私たちの国の政策の一部だ。私たちは、これらの地域の若者たちを巡り闘っている。私たちは、その地の卒業生たちが最大限ウクライナへ来たがるよう、私たちの教育機関に入りたがり、ウクライナの教育システムの中で学びたがるようにしたいと思っている」と強調した。
写真:大統領府広報室