ゼレンシキー大統領、与党会派会合にて新首相の任命を提案=国会議員
ウクルインフォルム
3日、ヴォロディーミル・ゼレンシキー大統領は、与党人民奉仕者党の会派会合に出席し、オレクシー・ホンチャルーク首相を解任し、デニス・シュミハリ副首相兼地方自治体発展相を首相に任命することを提案した。
同会合に出席していた人民奉仕者党のオレクサンドル・カチューラ最高会議(国会)議員がテレグラム・チャンネルにて伝えた。
カチューラ議員は、「大統領は、シュミハリ氏を新首相に任命する提案を持って来た」と発言した。
また、カチューラ議員は、その後記者団に対して、ホンチャルーク首相の辞表が同日最高会議に提出されたと発言した。
加えて、人民奉仕者党のオレクサンドル・ドゥビンシキー議員は、記者団に対して、同党はホンチャルーク首相の辞任を認める決定を採択したと発言した。同議員は、「ホンチャルーク氏は辞表を書き、議会に提出した。私たちは、会派にて、それを受け入れる決定をした。その際、3名が保留した」と発言した。同議員は、自身は辞表を直接目にしていないが、ドミトロー・ラズムコウ最高会議議長が、最高会議事務局に辞表が届いたと発言したと伝えた。
これに先立ち、2月28日、ゼレンシキー大統領が最高会議に対して、3月4日に臨時会合を開催するよう要請していた。
ラズムコウ最高会議議長は、3月4日午後4時(キーウ(キエフ)時間)に臨時会合を招集する。臨時会合の議題の中には、「閣僚会議について」というものが含まれている。
なお、閣僚会議法第15条により、首相は、最高会議に対して、自らの辞任を表明する権利を有しており、最高会議は辞表受理後一定の期間以内に首相解任を審議せねばならないことが定められている。
首相の解任は、最高会議の決定により採択されることになる。また、首相が解任される場合、内閣は総辞職する。