ゼレンシキー大統領、伊訪問 コンテ首相と協力を協議

ゼレンシキー大統領、伊訪問 コンテ首相と協力を協議

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ヴォロディーミル・ゼレンシキー大統領は7日、イタリアを訪問し、ジュゼッペ・コンテ首相と会談。両者は、相互利益のある分野の協力を深化させることで同意した。

大統領府広報室が伝えた

ゼレンシキー大統領は、「イタリアは、欧州連合(EU)におけるウクライナの経済パートナー国のトップ3であり、世界中で見ても主要な貿易パートナー国の一つである。昨年の貿易額は40億ドルを超えた。私は、私たちがこの結果を更に良くすること、それによる私たちの友好を強化することができると確信している」と発言した。

大統領はまた、ウクライナがイタリア政府との関係深化、そして、イタリア企業のインフラ・プロジェクト実現やウクライナのエネルギー分野発展に参画することをはじめ、両国にとって相互利益となるあらゆる分野の協力発展に興味があることを伝え、イタリアからの投資へと期待を寄せた。

その他、双方は、文化的繋がりの強化、宇宙分野をはじめとする科学・技術面の協力につき協議。また、2020年のハイレベルでの会談についての予定調整が行われた。

また、大統領府は、ゼレンシキー大統領の会談後記者会見の際の「私は、コンテ首相に、イタリアの複数の街に開かれた『DPR』と『LPR』の違法オフィスが閉鎖されるよう、要請した」との発言を伝えた

加えて、イタリアで投獄されている、元国家警護隊隊員のヴィタリー・マルキウ氏の問題についても議論されたとのこと。ゼレンシキー大統領は、「私は、首相がイタリアの裁判に影響力を行使できないことはわかっている。しかし、私は、起こったこと、彼と殺人現場の間の距離を詳細に示し、私たちがマルキウ氏を連れ帰らなければならないことを伝えた」と強調した。

発表には、マルキウ氏の母親の感謝のメッセージも掲載されている。

写真:大統領府広報室


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