ゼレンシキー大統領:ドンバス地方に壁を作るのは「プランBではなく、最後のプランだ」

ゼレンシキー大統領:ドンバス地方に壁を作るのは「プランBではなく、最後のプランだ」

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ゼレンシキー大統領は、ドンバス地方の被占領地域と政府管理地域の間にいわゆる「壁」を作るというのは、東部紛争解決における最後の望ましくないプランであると指摘した。

12日、ゼレンシキー大統領が1+1局番組出演時に発言した。大統領府広報室が伝えた

大統領は、ノルマンディ4国(独仏宇露)首脳会談の前に国家安全保障国防会議(NSDC)会合を開催し、その際にドンバス再統合・領土返還につき5つの計画を確定したと発言した。

大統領は、「私にとってそれ(編集注:壁を作ること)は、『プランB』ではなく、『最後のアルファベットのプラン』だ。最後のプランである。私は、私たちがそのプランを適用することを、本当に望んでいない。なぜなら、はっきり言って、その『壁』は、もうそこにあるからだ。私たちは、人々を、彼らのメンタリティを、彼らの『自分はウクライナ人なのだ』という理解を、どうやって取り戻すかを決めなければならない。それが非常に重要なのだ」と発言した。

大統領はまた、前に進み、問題解決の手段を見つけなければならないと強調した。

大統領は、「(更に)5年間、待って、撃って、ウクライナ人を失うということは、私たちは絶対にしない」と発言した。

大統領は、もし本当の壁を作ることになれば、それはもはやウクライナが承認することのない別の「国」となるのだと強調した。

大統領はその点に関して、「私たちは、詳細に計画を作った。私たちは、もし壁を作るのなら、私たちは、一時的被占領地域に暮らし、自らをウクライナ人だと感じている人たちのために、彼らが私たちのところに移住するためのあらゆる条件を作らなければならない。なぜなら、その時には壁の向こうは、もはや『国家』ですらない、このような言葉を使って悪いが、武装集団だけがいる『別の場所』になるのだから」と発言した。

なお、12月9日、パリにて、3年ぶりにノルマンディ4国(独仏宇露)首脳会談が開催された。

写真:大統領府


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