ロシアはクリミア協議を恐れている=クレーバ副首相
ウクルインフォルム
ウクライナにとってクリミア脱占領・返還問題は国際レベルの協議における優先課題であり続けているが、他方でロシアは同問題の議論を恐れている。
12日、ドミトロー・クレーバ副首相が米ワシントン訪問の際にウクルインフォルムの特派員の質問に答える形で発言した。
クレーバ副首相は、「言うまでもなく、ロシアはその問題をまるで炎のように恐れており、あらゆる手段で避けているのだが、しかし、私たちはクリミア問題を議題から外すことは決してないし、国際協議の際の優先課題リストから除外することも決してない」と強調した。
副首相は、ウクライナはクリミア問題について複数の重要な命題の上に自らの立場を構築していると指摘した。副首相は、「何よりまず、クリミアはウクライナであり、文明的世界では誰もクリミアのロシア連邦への帰属を認めることはない。しかし、それでは不十分であるし、事実の確認で止まってはならない。具体的なメカニズム構築のための作業をせねばならないのだ」と説明した。
その上で、副首相は、第一にはクリミアにおける人権保護メカニズムを構築せねばならないと指摘、そして第二には「クリミアの占領国」として認定されているロシア連邦に、占領国の義務を履行させねばならないと説明した。そして、副首相は、第三に、クリミア脱占領の手段の作成が必要だと指摘した。