NATOの優柔不断さが露のウクライナ・ジョージアへの侵略を可能にした=プリスタイコ外相
ウクルインフォルム
2008年のブカレスト首脳会談の際に、北大西洋条約機構(NATO)加盟国の首脳たちは、ウクライナとジョージアのNATO加盟を先送りにするという、大きな過ちを犯した。
3日、ヴァディム・プリスタイコ外相は、ロンドンで開催されている北大西洋条約機構(NATO)首脳会議(NATO Engages)にて発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
外相は、「10年前にブカレストで起きたことは、私の考えでは、大きな過ちであった。最初、私たちは加盟が約束され、その後に『加盟行動計画(MAP)』のアイデアがあった。それから10年以上が経過したが、私たちは、ロードマップにも加盟にも招待されていない。私は、ロシアによる、まずジョージアへの侵攻、そしてその6年後にウクライナ攻撃を可能にしたのは、NATOの優柔不断さだと思っている」と発言した。
なお、NATOは、2008年4月のブカレスト首脳会談の際に、ウクライナとジョージアにNATOへ加盟する権利があることを認める宣言を採択している。
また、12月3、4日、ロンドンにおいて、NATO創設70周年を記念した首脳会議が開催されている。ストルテンベルグNATO事務総長は、ウクライナ情勢、ミンスク諸合意履行問題は、同会議における主要議題に含まれていると述べている。