オーストラリア、MH17撃墜事件証人ツェマフ氏の露への引渡しへに落胆表明

オーストラリア、MH17撃墜事件証人ツェマフ氏の露への引渡しへに落胆表明

ウクルインフォルム
オーストラリア外務省は、ウクライナが、人質交換の際に、ヴォロディーミル・ツェマフ氏をロシアに引き渡したことにつき落胆を表明した。

8日、オーストラリア外務省が声明を発出した

声明には、「オーストラリア政府は、ウクライナ政府に対して、ツェマフ氏は、オーストラリア州警察を含め、共同捜査チーム(JIT)捜査官が聴取できるようにしておくよう要請していたし、同氏を人質交換リストに加えることへの深い懸念を伝えていた」と書かれている。

また、同声明には、ウクライナがロシア連邦からの圧力を受けていたことを認めるが、同時に、ツェマフ氏がロシアに滞在していては、同氏を巡る正義を確保することが更に難しくなるとの見方が示されている。

声明には、「オーストラリアは、MH17撃墜の責任を負わせることと、被害者と遺族のために正義を達成することを支持し続ける。私たちは、今一度、ロシアを含む全ての国に対し、罪人に責任を負わせるよう呼びかける」と強調されている。

また、同声明には、オーストラリアは、ウクライナによる人質交換の重要性を認め、35名のウクライナ国民が解放されたことを歓迎するとも書かれている。

これまでの報道にあるように、9月7日、ウクライナとロシアの間で、35名対35名のフォーマットで、被拘束者交換が行われた。ウクライナには、ロシアで違法に断罪されていた政治囚11名と、昨年11月にケルチ海峡沖で拘束されたウクライナ海軍軍人24名が帰還した。

ウクライナがロシアに引き渡した人物の中には、MH17撃墜事件の主要証人である、「DPR」の戦闘員、ヴォロディーミル・ツェマフ氏が含まれていた。

ツェマフ氏は、本年6月末、ウクライナの特殊機関が特殊作戦により被占領地から連行していた。


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