BPP党、最高会議選挙への準備があるとの声明発出
ウクルインフォルム
ブロック・ペトロ・ポロシェンコ(BPP)/連帯党は、最高会議(国会)選挙の期限どおりの選挙へも、繰り上げ選挙へも準備があるとしつつ、同時に、大統領の議会解散権は憲法に完全にのっとって実現されねばならないとする声明を発出した。
20日、BPP/連帯党の声明がウェブサイトに掲載された。
声明には、「憲法によれば、ウクライナ政権の主な源泉は国民である。BPP/連帯党は、最高会議の期限どおりの選挙へも、繰り上げ選挙へも準備ができている」と書かれている。
同時に声明には、「他方で、私たちは、大統領の最高会議の期限前解散権は、ウクライナ憲法に完全にのっとって実現されねばならないと考えている。民主主義とは手続であり、手続きの不在は権威主義である。類似のメカニズムのモデルとなるのは、ペトロ・ポロシェンコ氏が2014年に下した、法的に完全な最高会議解散の決定があり得よう。大統領は、最高会議を解散する権利を有しているが、しかし、その権利は無条件のものではなく、憲法に完全にのっとって行われなければならないのである」と書かれている。
同党はまた、ゼレンシキー新大統領の就任演説の中に、欧州連合(EU)と北大西洋条約機構(NATO)という言葉が出てこなかったことを残念だとしつつ、同党は、ウクライナのEU・NATO加盟をはじめとする、過去5年に防衛した価値と達成を守っていく準備があると強調した。
なお、5月20日、ウクライナでは、ヴォロディーミル・ゼレンシキー氏が新大統領に就任した。