BPP党会派長、国会で「ティモシェンコとコロモイシキーの会話」なる録音データを披露
12日、BPP党ウェブサイトが、ヘラシモウBPP党会派長の最高会議議場での発言を伝えた。
ヘラシモウ会派長は、議場の演壇にて、最近マスメディアが報じた、ティモシェンコ祖国党党首とコロモイシキー氏の電話会話記録であると主張される録音データを再生した。
その上で同会派長は、「本日、皆がこの録音データを議論している。しかし、私たちにとって、このデータに新しいものは何もない。この録音データは、私たちがよく知っている次のことを次のことを示しているだけである。つまり、コロモイシキー氏には、二人の大統領選候補がいる。ゼレンシキーとティモシェンコである」と発言した。
また、同会派長は、「ユリヤ・ティモシェンコ氏とイーホル・コロモイシキー氏の古くからの繋がりは、『道化(プリチネッラ)の秘密』であり、予算は彼らの政治同盟を何度となく考慮し続けてきた。この録音データの出所は不明であるが、疑問は生じない。このデータは、公の場ではオリガルヒを不誠実に脅迫し、舞台裏ではキスをするという、ダブル・スタンダードを改めて示すものである」と発言した。
加えて同会派長は、ティモシェンコ祖国党党首に対して、「あなたは25年間政界でオリガルヒと闘ってらっしゃる。ラザレンコに始まり、コロモイシキーに終わる」と呼びかけた(編集注:米国で資金洗浄、汚職、詐欺の容疑で有罪判決を受けたパウロ・ラザレンコ元首相のこと)。
そして、同会派長は、BPP党はティモシェンコ祖国党党首に対して、政治面・財政面でのコロモイシキー氏とのあり得る合意に関する情報を公開するよう要求すると発言した。
これに先立ち、「情報リーク・サイト」と称される、イギリスのオンライン・サービス「Liveleak」にて、2名の人物の電話会話記録が掲載。その声が、ティモシェンコ祖国党党首とオリガルヒのコロモイシキー氏の声に似ていると指摘されていた。
この会話では、女性の声にて男性側に対して、「あらゆる点で感謝する」と述べている他、「あらゆる最重要案件において、真の友人、真のパートナーでいてくれることにつき」感謝を述べる場面がある。これに対して、男性の声は、「私たちは今のところ目的を達成しておらず、安心はできない」と答えている。