ポロシェンコ大統領、トゥスク欧州理事会議長とストルテンベルグNATO事務総長に宇軍人拘束関与者リストを手交

ポロシェンコ大統領、トゥスク欧州理事会議長とストルテンベルグNATO事務総長に宇軍人拘束関与者リストを手交

ウクルインフォルム
ポロシェンコ大統領は、トゥスク欧州理事会議長とストルテンベルグ北大西洋条約機構(NATO)事務総長に、ウクライナ海軍軍人拘束に関与したロシア軍人や連邦保安庁(FSB)職員等のリストを渡した。

13日、ブリュッセルにおいて、ポロシェンコ大統領がストルテンベルグ事務総長との共同記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

大統領は、「昨日は、欧州理事会のトゥスク議長に、今日はNATO事務総長に、海賊行為を行い、黒海でウクライナの船に対する攻撃に関わったロシア軍人、FSB職員の具体的名前のデータを渡した。このリストには、将校、FSB職員、検察、捜査官、またウクライナ軍人を投獄しようとした裁判官の名前も含まれる」と発言した。

また、同大統領は、ロシアが拘束したウクライナ海軍軍人は捕虜であり、ロシアにはこの24名に対する司法管轄権は一切ない、と改めて強調した。

制裁については、大統領は、現在黒海・アゾフ海でのロシアの侵略行為に関係する新たな対露制裁パッケージの作成に関する議論が行われているところだと指摘した。

これまでの報道にあるように、11月25日、ロシア連邦の国境警備船が、オデーサからマリウポリへ向かっていたウクライナの艦船3隻に対し激突や砲撃などの攻撃的行為をとった。その後、ロシア特殊任務部隊がこの3隻(ベルジャンシク、ニコポリ、ヤニ・カプ)をだ捕した。ウクライナ海軍の情報では、この3隻に乗っていた24名のウクライナ軍人全てが拘束された。

また、拘束された軍人のうち、21名はモスクワの拘置所「レフォルトヴォ」へ移送、3名は病院「マトロスカヤ・チシナ」へ運ばれたことが判明している。


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