ドンバス被占領地から受刑者42名がウクライナ政府管理地域へ移送

ドンバス被占領地から受刑者42名がウクライナ政府管理地域へ移送

ウクルインフォルム
2014年より前に有罪判決を受け、被占領下ルハンシク市で刑を受けている者42名が、受刑継続を目的に、政府管理地域へ移送された。

12日、イリーナ・ヘラシチェンコ最高会議(国会)第一副議長(三者コンタクト・グループ人道問題作業部会ウクライナ代表)が自身のフェイスブック・アカウントで発表した

ヘラシチェンコ第一副議長は、「今日、ミンスクでの人道問題作業部会での合意の枠組みで、2014年の戦争開始より前に、紛争とは関係なく、有罪判決を受けていた者の移送が行われた。ウクライナ政府コントロール地域には、被占領下ルハンシク市から42名が移送された。受刑者は、自らの受刑期間をウクライナの刑務所で送ることを希望している」と書き込んだ。

同第一副議長によれば、同日の受刑者の引渡しには、リュドミラ・デニーソヴァ最高会議人権問題全権とその同僚、ユーリー・コチャノウをはじめとする人道問題作業部会で作業している保安庁(SBU)職員が参加したとのこと。

また、同第一副議長は、明日13日には、同様にドネツィク市からの受刑者の引渡しが行われることになっていると伝えた。

同第一副議長は、「デニーソヴァ全権と、人道問題作業部会ウクライナ代表である私は、受刑者の家族から多くの手紙を受け取っている。ウクライナの裁判所で判決を下されたが、被占領地の刑務所に残されている者たちの親族からであり、親族は、受刑者の移送を求めている。確かに、これら人物は法を犯し、ウクライナの裁判所により有罪判決を受けた者達であるが、しかし、彼らもまたウクライナ国民であり、私たちは、法治国家として、彼らの権利を守るために働かねばならない。さらに、受刑者が労働力として違法に利用されていることを示す多くの証拠もある。私は、完全に停滞していた本件が動き出したことをうれしく思う」と書き込んだ。

同第一副議長によれば、ウクライナ側は、ドネツィク・ルハンシク両州一部地域代表者(ORDLO)(編集注:武装集団の三者コンタクト・グループ内での通称)に対し、ウクライナは軍人と民間人の拘束者の解放を行う準備があり、12月27日に66人対19人のフォーマットで解放を行うことを提案しているとのこと。

写真:イリーナ・ヘラシチェンコ最高会議第一副議長のフェイスブック


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