【宇土首脳会談】エルドアン・トルコ大統領:トルコはクリミア併合を決して承認しない
ウクルインフォルム
ロシアによるクリミア半島の違法併合を承認しないというトルコの立場は、クリミア・タタール人への支持と同様に不変である。ウクライナ東部情勢は、外交的かつ平和的な手段で解決されなければならない。
3日、レジェプ・ターイプ・エルドアン・トルコ大統領が、ペトロ・ポロシェンコ・ウクライナ大統領とのイスタンブルでの会合後の共同記者会見で述べた。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
エルドアン大統領は、「地域の問題を協議することができた。ウクライナの主権、独立、領土一体世を支持しているという、我々の立場を信じて欲しい。私たちは、会談中、クリミアの違法併合を認めたことはないし、決して認めないことを今一度強調した。私たちは、クリミア・タタール人の利益と権利を今後も保護していく。クリミア半島を去らなければならなくなった者も、クリミアに残った者も同様に保護する。私は、クリミア・タタール人を支援してくれていることについて、もう一度感謝を述べたい」と発言した。
エルドアン大統領はまた、ウクライナ東部の状況については、「私たちは、ウクライナ東部で現在起きている衝突が国際法の枠内で、外交的かつ平和的手段で終わり、解決されることを願っている」と述べた。
加えて、エルドアン大統領は、ウクライナとトルコがテロとの闘い、とりわけ、FETO(編集注:ギュレン運動に関係する組織)の完全な撲滅に向けた協力を続けることへの期待を表明した。
なお、ポロシェンコ大統領は、11月3、4日、トルコを公式訪問している。