世界の3つの出来事:欧州議会とアゾフ海、首相達の弁証法、隣国の理解

世界の3つの出来事:欧州議会とアゾフ海、首相達の弁証法、隣国の理解

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Ukrinform
欧州議会は、決議採択により情勢の調整能力を今も維持していることを示した。ウクライナとハンガリーは、政治的ダンスを続けている。

G7加盟国である二つの国(イタリアと日本)の首相の政治的立場は、対照的であることが判明した。ポロシェンコ大統領とルカシェンコ大統領は、ゴメリ(ベラルーシ)で、相互理解に努めた。

議会選挙の接近は、様々な出来事をもたらす。例えば、半年後に新たな選挙を迎える欧州議会は、アゾフ海情勢における決議を採択し、同決議にてロシアによるケルチ橋の建設、ウクライナの海域での違法な天然資源採掘、アゾフ海海上船舶に対する異常な検査を非難した。欧州議会はまた、クリミア・ドンバス問題担当の役職を設置する予定であり、同職は、ウクライナの重要問題に対する欧州の政策を調整していくことになる。注目してもらいたいのは、モゲリーニ欧州連合(EU)上級委員が、EUがクリミア併合を認めることはないと強調したことである。また、欧州議会は、オレフ・センツォフ映画監督にサハロフ賞を授与した。

ワルシャワ(ポーランド)で開催された安全保障フォーラムでは、ウクライナとハンガリーの外相による興味深い会談が開催された。シーヤールトー・ハンガリー外相は、クリムキン・ウクライナ外相に対して、マイノリティ保護に関する協定案を渡した。これが示すのは、ハンガリーが両国関係の現在の問題を解決しようとしているというよりは、自らの良心を世界に示そうとしているということである。ところで、ウクライナ・ハンガリー間対話に、進展はなかった。

現在、ロシアが国際的に孤立している、と言うのは誇張であろう。プーチン・ロシア大統領、エルドアン・トルコ大統領、マクロン・フランス大統領、メルケル・ドイツ首相がイスタンブルで会合を開き、シリア情勢を議論したことが、その良い証拠である。二人の権威主義的大統領(編集注:プーチン露大統領とエルドアン土大統領)が理解し合う中、独仏の首脳は、セリフを持たない役者のように見えた。プーチン・ロシア大統領とタカ派で知られるボルトン米国大統領補佐官も会談したが、ボルトン補佐官は、先週はロシアだけでなく、南コーカサス諸国も訪問した。大統領選の行われているジョージア(グルジア)を訪問したのが偶然かどうかはわからない。与党「ジョージアの夢」は、サロメ・ズラビシヴィリを積極的に推している。

写真: AA

ロシア、そして同国の提案にどのように接するかは、多くの政治家にとって、リトマス試験紙の役割を果たし続けている。コンテ・イタリア首相は、モスクワ訪問の前に、対露制裁は解除すべきであり、ロシアを世界の主導的民主主義クラブ(編集注:G7)に戻すべきと呼びかけた。これは、ローマが自らの財政問題をこのような手段で解決しようとしているという印象を与える。一方で、東京は、異なる立場を維持し続けている。安倍晋三日本国首相は、改めてクリル諸島(編集注:著者は北方領土の意味で使ったと思われる)返還の意図を強調した(編集注:領土問題解決前の平和条約の締結を呼びかけたプーチン露大統領の提案に対する返答の意)。

国際関係が激しく揺れ動く中では、隣国関係も大きな意味を帯びる。ウクライナにとって、先週の優先課題は、ベラルーシであった。ポロシェンコ大統領とルカシェンコ(ベラルーシ)大統領は、ゴメリ(ベラルーシ)において、地域フォーラムの最中に会談をしたことが、その証拠である。両大統領は、一対一での対話において、自らのレパートリーの範囲で発言していた。ポロシェンコ大統領が両国間の「友好の国境」について話したのに対し、ルカシェンコ大統領はベラルーシがウクライナ東部ドンバス地方の情勢解決を支援する用意があると述べつつ、クリミアの話題は慎重に避けたのである。

イェウヘン・マフダ国際政治研究所所長


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