ウクライナ大使とリヴィウ市長、神戸市等との協力について協議
ウクルインフォルム
30日、コルスンスキー駐日ウクライナ大使とウクライナ西部リヴィウ市のサドヴィー市長は、オンライン会談を開き、リヴィウ市と神戸市など日本の都市との協力の可能性などについて協議を行なった。
リヴィウ市市議会広報室が伝えた。
サドヴィー・リヴィウ市長は、リヴィウと日本の都市の間の接点がどこに生じ得るかをより良く理解したいと述べつつ、「私たちの最大の課題は、雇用の増加だ。それから生産業、産業パークだ。リヴィウへは、最近優秀な企業が多くやってきている。日本人には、リヴィウの欧州連合(EU)への近さとビジネス実施の快適さを考慮した上で、ここで何かを作ろうという準備があるのだろうか」と発言した。またサドヴィー市長は、リヴィウには2つのテクノパークがあることを喚起し、多くの外国企業が活動していると伝えた。
コルスンスキー駐日ウクライナ大使は、日本のビジネス文化は形式的なことを好まず、実質的な繋がりを重んじると指摘し、リヴィウが日本人を関心を引くためには、真剣さと良質な協力への準備を示さなければいけないと発言した。大使は、「日本は、市場以上の存在だ。日本は、巨大な文化である。ビジネス、産業、自国への姿勢の素晴らしい文化である。前へ進む度に、日本人が祖国をどれほど愛しているかを感じることであろう」と指摘した。大使はまた、神戸市について言及し、同市は長い歴史、伝統、国際的な港、大きなテクノパークがあり、世界で最も強力なコンピューターもあると紹介した。
リヴィウ市のビジネスオンブズマンを務めるキラリ氏は、リヴィウ市にはテクノパーク以外に、IT、飲食産業、流行、軽工業、建築、デザイン、教育の分野の協力にも関心があると発言した。また同氏は、神戸市ではリヴィウ出身者が国際関係局で働いていると述べ、神戸市が協力を心から望んでいると感じていると発言した。
写真:リヴィウ市議会