最高会議、2021年度国家予算案を第一読会で採択
ウクルインフォルム
最高会議(国会)は5日、2021年度国家予算案を第一読会で採択した。
最高会議議員275名が関連法案第4000に賛成した(過半数は225)。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
予算案は、2021年のGDP成長率を4.6%、インフレ率を7.3%、債務の対GDP規模を64.6%と定めている。通貨フリヴニャの対米ドル2021年平均レートは、29.1フリヴニャと予想されている。
歳入は、1兆710億フリヴニャ。歳出は、1兆3500億フリヴニャ。2704億フリヴニャ(対GDP比6%)の歳出超過となる。
2021年の想定平均月収は、1万3600フリヴニャ。また、最低月収の引き上げが予定されており、2021年1月には6000フリヴニャに、同年7月1日からは6500フリヴニャとなると書かれている。
歳出面では、安全保障・国防分野が2670億フリヴニャ、医療分野が1560億フリヴニャ(医療従事者への給与30%増、新型コロナウイルス対策194億フリヴニャ)、社会保護3240億フリヴニャ、インフラ計画(道路建設)1500億フリヴニャが大型支出となる。
その他、中小企業支援プログラムに120億フリヴニャ、地方支援に94億フリヴニャ、文化支出が75億フリヴニャ、スポーツ支援が74億フリヴニャ、石炭産業支援が45億フリヴニャ、農業支援が42億フリヴニャ、経済諸分野デジタル化が29億フリヴニャとなっている。
なお、同法案は、今後再審議が行われた後に、第二読会で採択しなければならない。