スモーリー中銀総裁、大統領に辞表提出 理由は「中銀に対する政治的圧力」
ウクルインフォルム
ヤキウ・スモーリー中央銀行総裁は1日、大統領に辞表を提出したと発表した。
中央銀行広報室がフェイスブック・アカウントにて発表した。
発表には、「今日、ヤキウ・スモーリー・ウクライナ中央銀行総裁が、自らの願望による辞職の形での解任を求める辞表を書き、ウクライナ大統領に提出した」と書かれている。
発表にはまた、スモーリー総裁が「ウクライナ中央銀行には長期にわたり体系的な政治的圧力がかけられている」と述べていると書かれている。
スモーリー氏は、「それにより、私は総裁として中央銀行の活動監督義務を効果的に履行し、その他の国家機関と連携することができなくなっている。私は、自らの辞職をもって、ウクライナ中央銀行の組織的基盤に対する更なる破壊の試みを警告したく思う」と強調した。
なお、スモーリー氏は、2018年3月15日に最高会議によって中央銀行総裁職に任命されていた。前任は、ヴァレリー・ホンタレヴァ氏。スモーリー氏は、ホンタレヴァ総裁下の中央銀行にて、2016年10月から第一副総裁を務め、2017年5月11日からは総裁代行を担っていた。
写真:中央銀行