ゼレンシキー大統領、最高会議議場にて「IMF支援はウクライナにとって非常に重要」 2法案採択を要求
ウクルインフォルム
ヴォロディーミル・ゼレンシキー大統領は、ウクライナにとって国際金融基金(IMF)の支援が非常に重要であると強調し、IMFの支援の条件となっている、いわゆる「銀行法案」と「農地市場法案」の採択を呼びかけた。
30日、ゼレンシキー大統領が最高会議(国会)議場を訪れ、演説を行なった。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
大統領は、「今、皆にとって、世界にとって困難なのであり、ウクライナにとっても非常に困難なのだ。今日、ウクライナ経済へのサポート、企業で働く人々へのサポートが非常に重要である。私たちにとって、IMFとの覚書が署名されることが本当に重要なのである。あなた方がは、知っているであろう。そのための、二つの条件は、農地市場法と銀行法なのだ」と発言した。
大統領は、最高会議議員に対して、与党と野党に分かれることなく、ウクライナ経済をサポートして欲しいと呼びかけた。
なお、大統領の指摘する、IMFの支援の条件となっている二つの法案の一つ、いわゆる「銀行法」と呼ばれる銀行活動規定メカニズム補完に関する改正法案は、同日第一読会で採択された。もう一つのいわゆる「農地市場法案」は、現在最高会議にて審議中。