ナフトガス社、露ガスプロム社と欧州へのガス輸送契約を締結
ウクルインフォルム
2020年1月1日以降ロシア発天然ガスをウクライナ経由で欧州へ輸送することに関する新契約が締結された。
30日、オレクシー・ホンチャルーク首相がフェイスブック・アカウントにて伝えた。
首相は、契約の条件を以下のように発表した。
・5年契約。同様の条件による10年間の延長が可能。
・最低輸送量は、初年650億立方メートル、2年目以降400億立方メートル。実質輸送量はこれを上回る可能性あり。
首相の発表には、「私たちのチームは、ウクライナの国益を防衛した。本件は、エネルギー市場に肯定的に影響を及ぼし、市場のガス価格低下の効果的要因となる。ウクライナは、欧州パートナーたちに改めて、自らの義務を履行し、地域のエネルギー安全保障を保証する理想的な国であることを証明した」と書かれている。
また首相は、今回の署名は、チームの協力のおかげであるとし、大統領、政府関係者、最高会議(国会)、ナフトガス社に対し謝意を伝えた。
なお、現行のウクライナ国営ナフトガス社とロシア国営ガスプロム社のガス輸送10年契約は、1月1日午前9時に終了することになっており、新たな輸送契約締結に向けた協議が続いていた。